Education教育・新人レポート

新人看護職員の歩み「新人研修とそれぞれの部署での実践」
新人看護職員の歩み「新人研修とそれぞれの部署での実践」

4月中旬から続々と看護技術演習が始まった新人看護師、その後も研修と部署での学びとめまぐるしい日々を過ごしています。当院の集合研修では、実際の注射針などの医療物品を使用し、シリコン製の皮膚に穿刺をして演習を行っています


こちらは筋肉注射の演習です。実際にやってみると、注射器の持ち方や穿刺の角度、筋肉を押さえながら薬液を注入するなど、細かな注意点に気づかされます。


こちらは点滴の針を挿入しているところです。模擬の腕には血液に見立てた赤い液が流れているため、針が正しく留置できたかどうか確認しながら進めることができます。静脈留置針を刺した後も針のテープ固定と処置が続き、緊張の連続です。


輸液管理の滴下調整も行います。実際のルートを用いて滴下数の計算をした後、秒針を確認しながら滴下を合わせます。

研修時以外は部署で実践の日々です。
慣れた手つきで点滴作成をしている新人看護師を発見しました。
「点滴作成は沢山経験しています。でも患者さんによって異なるルートを使うので、先輩に確認してもらいながらやっています。」と話します。


こちらでは、輸血実施中の患者さんの副作用の観察を行っていました。前回実施したときの反省点を活かし、今回は余裕を持って時間配分の調整をしたそうです。バイタルサインの数値だけでなく、掻痒感や皮膚症状もしっかり観察できていました!

バイタルサインの数値だけでなく、掻痒感や皮膚症状もしっかり観察できていました!


指導内容をまとめた“あんちょこノート”を見ながら、記録に取り組む新人看護師もいます。「教えてもらったことは、早くできるようになりたいので、メモに取り、まとめています。」と、ポケットのあんちょこノートを見せてくれました。


お昼休みは研修や現場の緊張感から解放される時間です。「はいチーズ!」


続いて、膀胱留置カテーテル挿入の演習です。
初めに、実際に使用する膀胱留置カテーテルのセットを開封し、中に入っている材料をどのように使っていくかを体験し、カテーテル挿入技術のイメージをつけていきます。


その後、模擬の人形に手順にそって膀胱留置カテーテルを挿入していきます。

集合研修や実践での安全な看護の提供にむけて、日々奮闘する新人看護師たちです。看護師としての経験はまだ始まったばかりですが、活躍している先輩の姿を良く見ているからこそ、
『色々な技術を身につけて、患者さんの役に立ちたい。チームのメンバーの一員として力になりたい。』と純粋な気持ちが伝わってきます。
これからも新人看護師が成長できるよう、教育担当として支援していきたいと思います。