Education教育・新人レポート

新人職員の成長ストーリー2025  No.3 「新人看護職員、それぞれの部署で活躍」
新人職員の成長ストーリー2025 No.3 「新人看護職員、それぞれの部署で活躍」

入職から3ヶ月が経過し、新人看護職員たちは各部署での実践を重ねています。研修で学んだ基礎技術を現場で応用し、患者さん一人ひとりに向き合いながら、確実にスキルアップを図っています。


看護記録の作成は、患者さんの状態変化を正確に把握し、チーム全体で情報共有するための重要な業務です。電子カルテの操作にも慣れ、観察した内容を的確に記録できるようになりました。「どのように表現すれば伝わりやすいか」を考えながら、日々記録技術の向上に努めています。


救急医療センターなどの高度医療現場では、より専門的な知識と技術が求められます。人工呼吸器や各種モニターに囲まれた環境で、先輩の指導のもと、安全で確実な看護ケアの提供を学んでいます。緊張感のある現場ですが、患者さんの回復を支える重要な役割を担っていることに、大きなやりがいを感じています。


車椅子に座られた患者さんとの穏やかな時間。バイタルサイン測定も、単なる数値の確認ではなく、患者さんとのコミュニケーションの機会として大切にしています。「今日は少し血圧が高めですね。何か心配事はありませんか?」そんな声かけから始まる会話が、患者さんの不安を和らげることもあります。


小児病棟では、赤ちゃんや子どもたちへの看護を通じて、また違った学びがあります。小さな患者さんを優しく抱きかかえる新人ナースの表情からは、命の尊さと看護の責任を改めて感じている様子が伝わってきます。子どもたちの笑顔が何よりの励みとなっています。


3ヶ月間で培った基礎力をベースに、それぞれの配属部署の特性に応じた専門的な知識と技術の習得を進めています。外科系病棟では術前術後の看護、内科系病棟では慢性疾患を持つ患者さんへの継続的なケア、救急や集中治療室では急性期看護、そして回復期病棟では患者さんの日常生活動作の回復支援と、多様な学びを深めています。

患者さんから「ありがとう」の言葉をいただくたびに、看護職員としての使命感を新たにする新人たち。一つひとつの経験を大切にしながら、着実に成長を続けています。これからも一歩ずつ、確実に成長していく姿を温かく見守ってまいります!