Voice先輩看護師インタビュー

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どんな時でも患者さんに寄り添える看護師になりたいです

PROFILER・Oさん

昭和大学藤が丘病院 集中治療センター
入職年:2022年

「外科系の病棟勤務を希望していましたが、配属されたのは集中治療センターでした。
覚えなければいけないことも多く、緊張感のある職場環境に慣れることに最初は苦労しました。集中治療センターでは全診療科の様々な症状の患者さんを受け持つことができ、幅広い経験や知識を身につけることができるので、今では配属されてよかったと思っています。」
と、笑顔で語るOさん。病棟内でも落ち着いた様子で先輩看護師に声をかけ、コミュニケーションをよくとりながら患者さんの対応をしていました。

もともと勉強が好きなほうではないと語るOさん。幅広い知識を身につけるためのコツを伺いました。

「私は分からないことはその場で先輩によく質問します。そして、そのあと参考書を調べて覚えていきます。参考書は先輩が貸してくれます。時々同期と取り合いになったりもします(笑)。また、先輩主催の勉強会にも参加します。今は消化器外科の学習を終えてこれから人工呼吸器の学習に取り組んでいく予定です」

 

取材当日のフォローの先輩看護師とOさん(左)

 

働いていて嬉しかったエピソードを伺ってみました。

 

「集中治療センターに入院する患者さんは大きな手術後や急な状態変化で絶対安静を強いられ、環境も大きく変化するためストレスフルな患者さんが多いです。元気がなく怒り気味の患者さんが入院されているときのことです。観察やケアを行うときに少しでも苦しさが和らぐようお声がけをすることを意識していました。するとその患者さんが涙を流しながら『あなたが担当でよかった。お話を聞いてくれたから心が軽くなったよ。ありがとう』と伝えてくれました。少しでも患者さんの苦痛を軽減できたことがわかりとても嬉しかったです」と語ってくれました。

 

プライベートの過ごし方についても伺ってみました。

 

「趣味は海外ドラマやアニメ鑑賞、外食することです。同期や友人と美味しいご飯をたくさん食べることがストレス発散になります。特にイタリアンが大好きで白ワインと一緒にいただきます。一人暮らしですので自分でご飯も作ります。得意料理はベトナム料理でフォーや生春巻きを作ります」

 

Oさんに今後目指したい看護師像について質問してみました。

 

「よく患者さんから怒られたりイライラをぶつけられることもあるのですが、ポジティブに捉えれば『なんでも話しやすい人』ということでもあると思うのです。この特性を活かしてどんな時でも患者さんに寄り添える看護師になりたいと思っています。」

 

 

最後に学生さんへのメッセージをいただきました。

 

「学生時代はテストに実習に部活動、アルバイトなど忙しくて大変だと思います。私はイタリアンのお店でアルバイトしていました。今考えるといろいろな人と出会い、コミュニケーションをとってきた経験はとても貴重なもので、今の仕事にも活かされていると思います。みなさんも今を大切に頑張ってください。辛いときは無理せず友人、先生、先輩を頼って一人で悩まずに楽しい学生生活を送ってくださいね」

 

集中ケア認定看護師の病棟師長(右)とOさん

 

学生時代の指導者さんだった先輩看護師(右)とOさん

 

 

寒さが厳しくなってきました。栄養と睡眠をしっかりとって体調を崩されないようこの時期を乗り越えてくださいね!