不妊症看護認定看護師

専門・認定（分野）を目指した理由

不妊治療中の患者とお話しする中で、その方たちの苦痛や不安、治療中の悩み、迷いなどに看護師としてもっとできる事があるのではなかと思い目指しました。

主な活動内容

不妊治療中の意思決定支援（治療内容、病院選択、不妊治療の中断や終結など）
不妊治療中のカウンセリング
がん治療前の妊孕性温存治療に関する意思決定支援
スタッフ教育

今後の目標

2022年４月から不妊治療が保険適応となり、金銭的負担の軽減や仕事と治療の両立をしやすい環境作り、ピアサポーターの育成など、国による支援が拡充されました。また、これまで助成されていなかった妊孕性温存治療に対しても助成金制度が制定され患者の治療費負担軽減に繋がっています。そこで、不妊治療や妊孕性温存治療を希望する患者が望む治療方針の選択、意思決定が行えるように必要な情報提供と精神的支援の強化を実践していきます。

専門・認定看護師を目指している人へのアドバイス

生殖医療の現場は着床前診断の導入など、生命倫理を問われ新しい治療方法等が出てくる分野です。看護師としてより複雑な意思決定支援が求められることになりますが、ご夫婦、カップルの思いに寄り添い納得のいく治療ができ、妊娠成立したときの喜びや達成感があります。