災害看護専門看護師

専門・認定（分野）を目指した理由

東日本大震災の際に日本DMATととして現地で活動しました。その際、被災者の方々や被災者を支える支援者に充実したケアを実践できる看護師になりたいと考えました。

主な活動内容

災害時には被災地での看護実践や現地の調査等を実施しています。平時は、病院内で防災・減災活動を強化するためにマニュアルや対策の構築をしています。また看護師や多職種へむけて防災減災教育を実施しています。最近では、COVID19対応の職員に対し初動対応等の業務支援やメンタルの支援を行っています。

今後の目標

災害時は、入院中の患者さんの安全を守りながら、限られた資源でケア提供できる対策や工夫が必要となります。 想定外を減らして冷静に対応しながらケア提供できる力を生み出せるよう平時から「真剣に備える」ことを念頭に防災・減災対策の構築や防災・減災教育に力を入れていきたいと思います。災害時にも多職種のチーム力が最大限発揮できるよう、看護師だけでなく全ての職種に対する対策強化や教育支援の大切にしてきたいです。

専門・認定看護師を目指している人へのアドバイス

災害看護に必要な看護知識や技術は超急性期から慢性期まで多岐に渡ります。対象となる方の層は広く、病院・被災地・仮設住宅・避難所・自宅避難等様々な場面での実践が求められます。ジェネラルな看護実践能力を培っていけるとよいと思います。被災者の方々やそこで支援業務にあたる支援者に心を寄せながら「心」でケアする気持ちが大切だと思います。ぜひ一緒に頑張りましょう。