統括看護部長からのご挨拶
変わるべきところは柔軟に、
看護として守るべきところはしっかり守り
医療人として成長をしていってください。
新型コロナウイルス感染症や働き方改革等で、医療の世界は大きく変化しております。
医療のデジタル化が推進され、ICT・AI・IoTの活用も進んでまいりました。ただし、看護として守るべきところもあります。フローレンス・ナイチンゲールの言葉に「看護は『病人を看護する芸術』です。『病気』の看護ではなくて、『病人』の看護というところに注意してください」とあります。常に患者の反応を捉えられるように成長していってほしいと思います。
皆様はどのようなキャリアを目指していますでしょうか。昭和大学の看護部では、一人ひとりの看護職が働きやすいように体制を整備し、キャリアを高められるように教育プログラムを用意しています。広義のキャリアは人生そのものです。ご自身の状況に応じて、仕事とプライベートのバランスをうまく調整し人生そのものも豊かになるよう歩んでください。

統括看護部長 荒川 千春
昭和大学統括看護部
の概要と方針
看護師が昭和大学の各病院で実践能力を向上することで
自己実現ができる組織作りを目指して。
昭和大学は、大学病院・大学病院附属東病院・藤が丘病院・藤が丘リハビリテーション病院・横浜市北部病院・江東豊洲病院・烏山病院・歯科病院の8病院を運営しています。これらの病院は4人の看護部長が管理し、それを統括するのが統括看護部です。患者さんの視点に立った組織運営と、人材育成を行います。2022年度の看護職員は4月1日付けで3,364名となっております。その内の新人職員は356名です。今、必要とされるのは、戦略的思想です。それは問題解決という目標を達成するためには、
活用できる手段を「いつ」「どのように使っていくか」という戦略です。このツールとしてバランストスコアカードが適切と考えています。そして専門看護師や認定看護師をさらに増員し、新人看護師の教育プログラムをさらに整備し強化をしていく必要があります。 そして、看護師が昭和大学の各病院で実践能力を向上することで自己実現ができる組織作りを目指していきます。統括看護部の責務としては、日本各地から就職希望者がやってくるような魅力的な看護部の組織づくりへの支援です。
昭和大学宣言
- 医療人として人類への貢献に自らの人生を捧げます。
- まごころと持てるかぎりの知識と技術をもって、医療を実践します。
- 生涯にわたって学習・研究を怠らず、自らの向上に努めます。
- 教え導いてくださる方への感謝と尊敬を忘れません。
- 医療を担う仲間を常に敬愛し、支援します。
- 昭和大学の伝統を重んじ、その名誉を高めるために全力を尽くします。
ジュネーブ宣言(世界医師会、2006年修正)と昭和大学の理念に基づき、
昭和大学の全ての学生、職員のために、この昭和大学宣言を定める。(平成24年2月14日)