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新型コロナウイルス感染症の社会的影響下における健康維持のコツ

大学病院 精神看護専門看護師(リエゾンナース):福宮

新型コロナウイルス感染症の社会的影響が広がっており、個人の心身への二次的な影響も懸念されます。
心身の健康を保ち自分を維持することができるように、心がけのコツをお伝えします。

【生じやすいストレス反応】

・「自分も感染するのではないか?」「家族にうつしてしまったらどうしよう」「理解してはいても怖い」など、見えないウイルスに関して誰しも不安になりがちです(自然な反応)。

・その不安に加え、先の見通しがつかない不安や、通常では行わないことに対応しなければならないストレスは、様々な心身の反応を引き起こします。

・最初はサインを無視し興奮状態で頑張れても、数週間以上たってから自分ではどうにもできないような状態になることもあります。

・これらの反応は自分からのヘルプサインとしてとらえ自分のケアにつとめましょう。

心身の健康を維持するためのポイント

セルフケア(個人ができること)

・心身の状態への気づき:
検温時など、短時間でも自分自身に目を向け、労わり、予防と早期対応に努めましょう。

・質の良い休養・睡眠と栄養をとる:
こころの穏やかさ&免疫力、双方の基本です。これだけは崩さないようにしましょう。

・夜はブルーライト(スマホ・パソコンの明るい光)を避けましょう➡睡眠に影響します。

・屋外で日光を浴び、深呼吸し、心を落ち着ける時間をつくりましょう。

・不安・緊張を高めるような情報に触れすぎないように、テレビやネット検索の時間を区切りましょう。正確な情報に基づいて冷静に対応しましょう。

・不安なことや心配なことは、抱え込まずに適切な人に相談しましょう。