2019年度も多くの新人さんが入職しました。
研修、新人研修、支援体制、休暇、寮生活の様子を1年かけて取材していきます。1回目は新人研修についてお伝えします。
~静脈血採血 点滴静脈内注射について~
今回お話を伺ったのは、北部病院新人助産師のS・Mさんです。
桐生大学別科助産専攻卒業のSさんは、産科、婦人科混合の病棟で勤務しています。附属病院の新人助産師の業務については昨年度の別の記事でもお伝えしています。北部病院では、静脈血採血 点滴静脈内注射の研修が行われました。インスリン皮下注射の研修に次いで、実際に針を使う二回目の研修です。
まずは①静脈血採血。
デモンストレーション、人形を使った練習の後、新人同士で採血を行います。
6人のグループにわかれて係長(新人教育責任者)から説明を受けます。事前に受けた講義の資料と見比べながら注意事項を再確認。
人形に採血針を刺して練習します。実践さながらに行う練習を指導しているのは、精神看護専門看護師で係長のTさんです。新人さんの手元をしっかり見て指導してくれます。
Sさんが患者役になり静脈採血される患者体験行います。採血する新人さんも、Sさんも二人とも掌に汗をかいて緊張していました。
次はSさんが採血を行います。
②点滴静脈内注射
留置針を使用して人形に点滴の挿入を体験します。手袋をして固定用のテープを貼るのが難しかったようです。
次に留置針の抜針を行います。新人さん1人1人が部署で先輩と一緒に作成した、針を留置した状態のモデルを使用して抜針を行いました。
患者さんの腕とは違い、紙を使用しているので固定のテープを外すのが大変でした。講義、演習を行った後に部署で係長と一緒に何度も繰り返し練習行ってから、初めて患者さんの腕に針を刺す日が来ます。
Sさんコメント
「すごく緊張しました。手順を考えながら行ったせいで、患者さんへの声掛けなどが不十分だったと思います。部署に戻ったら何回も練習をしていきます」
初めての静脈注射について次回以降お伝えいたします。