小児プライマリケア認定看護師

専門・認定（分野）を目指した理由

私が小児プライマリケア認定看護師を目指したきっかけは、私が看護師3年目のときに皮膚ケアで難渋している患児に関わることがありました。そのとき、皮膚・排泄ケア認定看護師の方に相談し介入してもらうことがありました。介入後に、子どもの皮膚はみるみる改善していきました。患児の家族もとても喜んでいたことが印象的でした。そのとき、私は「看護の力」を垣間見た気がしました。
いつかは、あの認定看護師の先輩のような看護師になりたいと思い皮膚ケアの勉強を始めました。当初は、皮膚・排泄ケア認定看護師になりたいと思っていましたが、いろいろな患児と出会う中で、私がやりたいことは皮膚・排泄ケアなのか?と自問自答するようになりました。私は、子どもたちがその子らしく成長できるように支援をしていきたいと考え始めた頃に、小児プライマリケア認定看護師教育課程の案内を目にしたことがきっかけでした。

主な活動内容

小児プライマリケアは小児領域の全般を担います。ホームケア指導から小児の重症集中治療における看護まで行います。また、 医療的ケア児への在宅支援や家族相談をおこなっています。その他、呼吸器（長期呼吸療法に係るもの）の特定行為研修を修了しているので、入院患者のカニューレ交換を実施しています。

今後の目標

今後の目標は、病院と地域とのつながりを深め地域で子どもがその子らしく成長できる環境づくりを目標に取り組んでいきたいと思います。また、スタッフのロールモデルになれるように院内教育の拡充を図っていきたいと考えています。

専門・認定看護師を目指している人へのアドバイス

小児看護は成人看護と比べとても狭い世界です。 また、日本は少子高齢社会ですが医療的ケア児の人口は増加しており、ケア度は格段に上がっているのが現状です。小児プライマリケア認定看護師は幅広い視野と興味・関心の幅を広げていくことが大切な1分野になります。他職種との協働が必要不可欠であるので相手の立場を尊重できるようにすることが重要です。